About
小さな美術スクールは、学ぶ意欲がありながら、学習する機会に恵まれないカンボジアの子どもたちに無料の美術教育を提供するために、日本の元美術教師笠原知子の個人資金によって2008年12月に設立されました。
活動の主な目的は、芸術活動を通じて子どもたちに美術の楽しさを体験してもらうことです。一方、将来アーティストまたは美術教師を目指す生徒たちに、美術専門分野のスキルと知識を育成することを目指しています。
このスクールを作るにあたり、約20年かけて資金準備し、2007年にスクールの建物を作り始め、2008~2013年まで笠原の個人資金のみで運営してきました。2014年から、活動を賛同してくれる方々が増え、ココトモ基金やKDDI財団のキボウノカケハシ、画材を提供して下さる企業スポンサーの方々、また、個人的に貧しい子ども達や家族の学業、生活支援してくださる方がいらっしゃいます。現在は、こうしたご支援と私の資金を使い運営しております。
[美術授業]
-
美術教育活動の対象生徒は、カンボジア人のみとしており、スクールでの近隣の子ども対象の授業以外に、国内外の支援団体やNGOからの依頼で、現在、2つのコミュニティーセンター、2つの孤児院、3つの公立小学校、2つの国際NGO団体に属する子ども達(約350名)に年間約200回以上の美術授業を継続的に実施。(2016年5月現在)
-
WAfC の要請により、カンボジアの辺境の地ラタナキリ州やプレーヴェン州のの絵筆を握った事がない子ども達のために美術教育を行った。
[日本語授業]
近隣の子どもたちを対象に無料で月曜日から木曜日の週4回日本語授業を実施。
[展示会実施]
支援団体やホテル等からの絵画展示の依頼を受け、日本では主に関東、カンボジアではプノンペン
とシェムリアップでのホテル、レストラン、お土産店内での展示会を実施。
[コンテスト応募]
国内外のアートコンテストに応募し、過去にアメリカ、メキシコ、日本、カンボジアにて、入選、
入賞した。アメリカの国際コンテストでは、応募初年2011年から2014年まで毎年入選。
[デザイン提供]
-
アメリカの映画会社主催のアンコール国際映画祭やKDDI財団が実施するカンボジア支援のチャリティーコンサート、スイスNGOへのポスターやクリスマスカード等へのデザインを提供。
-
ドイツのNGO gizの要請により、カンボジアクラフトに描くデザインを提供。農村部女性の自立支援のため、アートワークショップを行い、女性達の経済的自立支援を行った。
Samantha Jonson